風俗のお仕事をしていると「お茶」という用語をよく聞きますよね。キャストにとってできれば避けたいお茶ですが、業界的にはめずらしいことではありません。
今回は風俗のお仕事でお茶を引いて困っているキャストさんに向けて、お茶になってしまう原因と回避する方法を解説します。元ソープ嬢である筆者もいろいろな工夫をして、お茶引き嬢から予約困難嬢になることができました。
本記事を読んで何か参考になることがあればうれしいです。今よりもっと稼げるようになるため、改善策を一緒に探っていきましょう!
さすがに3日お茶は笑う
— ウメコ (@odenkunmoero) May 29, 2023
風俗業界で聞くお茶引きとは、1回の出勤でお客様が1人もつかない状態のことをいいます。風俗のお仕事は完全歩合制なので、お茶を引く=お給料はゼロです。
さらに連日お茶が続いているキャストのことを、お茶引き嬢とも呼びます。一度お茶引き嬢というレッテルが貼られてしまうと…
- お店のスタッフから干される
- お客様から不人気嬢というイメージを持たれる
- お仕事のモチベーションが下がる
など、良いことは1つもありません。もし何度かお茶を引いている場合や、お茶を引くか引かないか毎出勤ギリギリという場合は、お仕事が入らない原因と対策を知る必要があるでしょう。
そもそもお茶引きにはどんな語源があるのか気になりますよね。昔はお仕事がない遊女がお客様へお茶を挽く役割だったことから、お茶を引く=お仕事がないという意味になったそうです。
また、お仕事がないのですることがなくお茶ばかり飲んでいたという説もあるのだとか。どちらにせよ「お茶=暇」という意味に繋がっており、現代の風俗業界でもよく使われています。
お茶を引くの使い方
- 今日は天気も悪いしお茶引きそう…
- 最近お茶ばっかりだしお店変えようかな
- 3日連続でお茶引いてるのつらすぎ(泣)
せっかく風俗のお仕事をはじめたのに、出勤しても稼げないと何が悪いのかと凹んでしまいますよね。しかし風俗業界でお茶引きはめずらしいことではありません。
お店の問題だったりキャストの問題だったり、お茶を引いてしまう理由は人によってさまざまです。お茶引きになる原因を大きく2つにわけると…
- 新規のお客様につくチャンスがなくお茶になるパターン
- リピートのお客様を掴めずお茶になるパターン
があります。より詳細な原因を解説していくので、次のうち今のあなたの状況に当てはまるものはないかチェックしてみてください。
新規のお客様につくチャンスがなく「お茶」
そもそも新規のお客様につくチャンスがなければ、リピートのお客様を掴むこともできません。お客様が来店するキッカケ・あなたを指名するキッカケを作れていない可能性はないでしょうか。新規のお客様につくチャンスがなくお茶になっている、細かい原因を探っていきます。
お店の人気がない
あなただけでなく他のキャストも含めて暇そうな場合は、お店に問題がありお茶になっている可能性があります。人気がないお店は集客力も低く、どれだけキャストが頑張っても稼ぐことは難しいのでとてももったいない環境です。
来店数が少ないお店は、お客様を呼び寄せるのもやっとなので、通常の料金より値引きして案内されることもしばしば。値引きされてしまったら当然キャストのお給料も下がるので、せっかくお茶を回避できても稼ぎづらくなってしまいます。
スタッフが推してくれない
その日に出勤しているキャストが何人もいると、全員に平等にお仕事を割り振ることはできません。お客様の数がキャストよりも少ない場合、誰にお客様をつけるかはそのときのスタッフの判断。
スタッフに推してもらえず、他のキャストにお仕事が回ってしまうこともあるでしょう。フリーのお客様が来店した際、キャストに対して次のような優先順位をつけられることはあるあるです。
よくあるフリーの付け方
- 保証がついているキャストを優先する
- リピートを返しやすい人気嬢につける
- 入ったばかりの新人にチャンスを与える
- スタッフと仲が良いキャストをひいきする
写メ日記で集客できていない
来店する前のお客様が必ずといっていいほどチェックするのが写メ日記です。キャストの雰囲気や顔がわかる写真が載っていたり、文章の書き方から人柄や個性がわかったりするので、指名前に写メ日記を参考にしているお客様がほとんど。
新規のお客様にとっては貴重な情報源になるので、写メ日記はかなり有効な集客ツールになります。しかしうまく活用できなければ、もはや書いていないのと同レベルで集客効果はありません。
- 「◯時から出勤します」など出勤情報しか書かない
- 毎回似たような内容になっている
- 写真をアップしない文章だけの日記
リピートのお客様を掴めず「お茶」
風俗のお仕事でどれだけ稼げるかは、ずばりリピートのお客様を掴めるかどうかにかかっています。新規のお客様を次回の指名に繋げられなければ、稼ぐチャンスはどんどん減っていくばかりです。リピートのお客様を掴めずお茶になっている、細かい原因を探っていきます。
ありきたりな会話になっている
お客様はエッチなことをメインに来店しているとはいえ、エッチだけを目的にはしていません。そのためプレイ以外のコミュニケーションを軽視してしまうと、お客様の心に刺さらずリピートに繋がりにくくなってしまいます。
風俗に来店するお客様は、一緒に楽しんでくれる子・癒やしてくれる子を求めています。プレイの前後で全く会話を交わさないということはないでしょうから、毎回ありきたりな会話になってしまっていないか思い出してみてください。たとえば…
- 相づちが「ふ〜ん」「へえ〜」ばかり
- 1つの話題を深堀せずすぐに次の話題
- 自分の話ばかりしてしまいがち
このような会話をしている場合は要注意です。お客様には「この子はとりあえず無言にならないようにしてるだけで、別に俺の話を聞きたいわけじゃないんだな」と伝わってしまいます。
仮に本心では全く興味がなかったとしても、お客様にはその気持ちが伝わらないように接しましょう。(笑)
お礼や褒め言葉が少ない
意識しないとなかなか伝えられていないのが、相手へのお礼や褒め言葉。風俗に来店するお客様の中にも、キャストから好印象を持たれたい・自分が来店して良かったと思われたいという男性はかなり多いです。
他の接客スキルが高くとも、このようなプラスの言葉を伝えなかったばかりに、積極的にアピールするキャストにお客様をとられてしまうことは往々にしてあります。
お礼や褒め言葉をいわれて、嫌な気持ちになる人はいません。このようなもったいない理由でリピートのお客様を逃してしまっていないか考えてみてください。
プレイが流れ作業になっている
風俗というお仕事に慣れてしまうと誰しも経験するのが、プレイが流れ作業になってしまう現象。新人の頃は不安や緊張でいっぱいだったのに、風俗のお仕事もいつのまにか慣れてしまうのだから不思議ですよね。
自分では気づきにくいものですが、流れ作業で事務的なプレイはお客様にはっきり伝わってしまいます。手抜きをしているわけではないにしても、事務的なプレイは雰囲気を壊してしまいお客様の気持ちが萎える原因に。
- 流れがテキパキしすぎている
- 恥ずかしがる仕草がない
- 「〜したい」という提案がなく言われるがまま
では一体どうしたらお茶引きを回避することができるのでしょうか? 今より少しでもお仕事を増やし、稼げるようになりたいなら改善できることはないか考えてみましょう。
風俗でお茶引きを抜け出す方法
- 写メ日記で個性を出す
- いつもよりオーバーリアクション
- お客様ノートをつける
- お店を移籍する
- フリーも本指名にするつもりで接客
もし今のあなたがお仕事がなかなか入らず悩んでいるのなら、このような方法を試してみていただきたいです。実際にお茶引きの経験がある筆者も、これらすべての行動を実践して予約困難嬢になることができました。
具体的にどのようなことをすれば良いのか、実践することでどのような効果があるのか、1つずつ解説していきます。
写メ日記で個性を出す
指名するキャストを決めるうえで、ほとんどのお客様が参考にしているのが写メ日記です。何を書くかはキャストに委ねられていますが、写メ日記はお客様にとって貴重な情報源であることを意識して書くことをおすすめします。
ありきたりな内容の写メ日記は「この子何も考えずにとりあえず書いてるんだな〜」とお客様にも伝わります。それではまったくアピールにならないので、書いていないのとほぼ同レベルで集客効果はありません。
写メ日記を書くうえで大切なことは、あなたがどんな人物なのかお客様がイメージできることです。他のキャストとは一味違う、個性が出ている写メ日記はお客様の目にもとまりやすくなりますよ。
(ただし身バレに繋がるような内容は避けるように注意してください。)
・好きなものや趣味を全面に出す
→同じ趣味の人に刺さる、何かに特化していると目立ちやすい
・文章中で1人ボケツッコミをやってみる
→変わり者が好きな人、面白い子が好きな人に刺さる
・100問100答、好きな◯◯紹介など定番コーナーを作る
→あなただけのオリジナル感、番組感が出て面白い
いつもよりオーバーリアクション
リピートのお客様を掴むためにすぐ実践できるのが、いつもよりオーバーリアクションを心がけることです。こんなことで効果があるの?と思うかもしれませんが侮るなかれ。
男性は自分の話を楽しそうに聞いてくれる子、わかりやすく喜んでくれる子が大好きです。なぜなら「俺ってこの子を楽しませられる良い男なんだ!」と自信が持てるからですね。
聞く人に大きいリアクションをされると、だんだん話す側も楽しくなってきます。よりお客様と仲良くなりやすくなり、リピートされる確率もぐんと上がるのでぜひ試してみてください。
- 大きく喜び、大きく驚く
- 口元だけでなく顔全体の表情を使って話す
- オウム返しや相づちで相手の気分をのせる
お客様ノートをつける
リピートのお客様を掴みたいならぜひやっておきたいのが、お客様ノートをつけるということです。お客様ノートとは、お客様の簡単なプロフィールや会話・プレイの内容をメモしたノートのこと。
お客様から本指名をいただいても、「この人誰だっけ…」と思い出せないことってありますよね。話しているうちにだんだん思い出すこともあるかもしれませんが、メモとして確かな情報が残っていると自信を持って接客することができますよ。
本指名されたときはお客様に会う前にノートを見直して、前回の会話やプレイの内容を簡単に頭に入れておきましょう。
ノートの内容をもとにあなたから「この間話してた◯◯のことですが…」「前回と違うプレイもしたいから◯◯はどう?」などと声をかけると、お客様は覚えていてくれたんだと感動してくれますよ。
- 出身地や在住地、その地域にまつわる話
- 趣味や最近のできごと
- 受けと責めの割合、どんな体位が好きか
お店を移籍する
リピートのお客様云々の前に新規のお客様につくチャンスがない場合、お店を移籍するという選択肢も考えるべきでしょう。お店の集客力が弱いと、キャストがどんなに努力しても収入に結びつきにくくなってしまいます。
集客力の高いお店は、お店自体にファン(お客様)がついているので、新人でもベテランでもコンスタントに稼げます。そこで上手くお客様を掴めれば、稼ぐペースをさらに早めることができます。
移籍するお店の選び方
- 集客力のある人気店から選ぶ
- お店のコンセプトが自分のキャラクターに近い
- 人気なキャストの年齢層と自分が近い
まずは他にどんなお店があるのか知ることが大切なので、求人サイトなどで情報をチェックしておくことをおすすめします。中には登録しているだけで他店から直接オファーがくる求人サイトもあるので、あなたに合ったお店が見つけやすくなりますよ。
フリーも本指名にするつもりで接客
風俗のお仕事は、意外なお客様が根強いファンになってくれるということがよくあります。もし「フリーだから時短しよう」「手応えがないから手抜きしよう」などと考えていたら、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。
だからこそどのお客様もリピートになる可能性があるという意識を持って接客することは大切です。たとえフリーのお客様だったとしても、次回は本指名してもらえるような気持ちで接客しましょう。
以上、お茶引きになってしまう原因と対策方法を解説しました。風俗業界でお茶引きは決してめずらしいことではありません。
私が風俗で働きはじめた当初は、在籍しているお店が合わず1日1万円も稼げない日々が続きました。最初のお店はセーラー服を着る学園系のお店だったのですが、昔から大人っぽく見られがちだった私にはアンマッチで…。
その後、清楚系がコンセプトで集客力も高いお店に移籍したところ、徐々にリピートのお客様が増えて連日完売できるようになりました。風俗のお仕事ってお店選びが本当に重要だなと痛感しました。
もし今のあなたが…
- 接客や写メ日記を頑張ってもお客様がつかない
- 他のキャストよりも予約が入っていない
- 客層が合わなくて接客に悩んでいる
などに当てはまる場合は、在籍しているお店があなたに合っていない可能性があります。もっとあなたに合うお店を探したいという人は、Qプリなどの求人サイトで他店の情報をチェックしてみるのもおすすめです。
自分次第で大きく稼ぐことができる風俗のお仕事。少しでも待機時間を減らして、あなたがいち早く目標を達成できることを祈っています!
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