風俗でのお仕事に少し慣れた頃、よく聞くようになるのが姫予約。お客様から「姫予約してくれない?」と頼まれる機会が増えてきますよね。

しかし風俗で稼ぐために姫予約はやったほうがいいのか、疑問に思っているキャストさんは多いようです。今回は本指名の獲得に悩んでいるキャストさんに向けて、姫予約をするメリット・デメリットを徹底的に解説。
1日1万円しか稼げない暇嬢から、試行錯誤を重ねて予約困難嬢になった筆者が、リアルなキャスト視点で書いていきます。ぜひ最後まで本記事を読んで、今後のお仕事の参考にしてみてくださいね。
今日2本で終わりだわな
姫予約取っといてよかった🥲— 稼げない女 (@Kasegenaichan) September 7, 2022

風俗できく姫予約とは、お客様と連絡先を交換し、キャストが直接予約をとりつけることを言います。お客様がお店に連絡をするネット予約や電話予約に対し、キャストが主体となって予約を受ける方法は姫予約のみです。

姫予約はお店が公認・推奨しているお店もあれば、姫予約を禁止している(連絡先の交換自体がNGな)お店もあります。姫予約をできないかお客様に聞かれた場合は、お店に一度確認するのがベターでしょう。
もし姫予約を受ける場合は、お客様から予約の日時・コース時間を聞き取ります。その内容をお店に伝えれば姫予約は完了です。
姫予約とは
- キャストがお客様から直接予約を受けること
- 姫予約を公認しているお店もあれば禁止しているお店もある
- 予約時は必ず日時とコース時間を聞き取る
姫予約をはじめる場合、まずはお客様と連絡先を交換する必要があります。連絡先として使うツールはキャストによってさまざま。
みんなは何を使って姫予約を受けているのでしょうか?姫予約に使われることが多い主なツールを解説していきます。
よく姫予約に使われるツール
- LINE
- メールアドレス

どれが一番使いやすいのかな?
姫予約の方法①LINE

姫予約のツールとして最も利用が多いのはやはりLINEです。スマートフォンが主流になった現代、一部の世代を除いてLINEを使っていない人はほとんどいません。
お客様のなかでもLINEを使っている人は圧倒的に多いため、姫予約を受けやすいのでしょう。またLINEはリアルタイムで相手からの返信に気づきやすく、予約をスムーズに進められるというのもポイントです。

利用していない人がほとんどおらず、返信にも気づきやすいという特徴から、姫予約をスムーズに進められる。
姫予約の方法②Twitter

姫予約のツールとして近年人気になっているのがTwitterです。風俗で働いているキャストさんにも、SNSで発信している人が増えましたよね。
Twitterは日頃から発信して営業活動に使えるだけでなく、DM機能で姫予約を受けることも可能です。さらに仕事用のアカウントとしてきっちり切り分けることができるので、プライベートな部分がお客様に漏れる心配がありません。

SNSならInstagramも良いのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし風俗を利用している男性に関していえば、InstagramよりもTwitterのほうが利用している人が多そうじゃないですか?姫予約はお客様の層に合わせたツールを使うことも大切です。
営業活動〜姫予約までを一括しておこなえる。仕事用アカウントとしてプライベートときっちり切り分けできるのもポイント。
姫予約の方法③メールアドレス

姫予約の手段として根強い人気があるのが、メールアドレスを交換する方法です。キャストさんのなかで友人や家族との連絡手段にメールを使っている人は少ないかもしれません。しかしLINEやSNSを利用していないお客様もいるので、フリーのメールアドレスを作って姫予約を受けている人もいます。
フリーのメールアドレスなら気軽に作成・破棄ができるため、お客様にも教えやすいのがポイント。お店を辞めるときやお客様を切りたいときにも心配が少ないという利点があります。

LINEやSNSを使っていない世代でもメールは利用している。フリーのメールアドレスなら、気軽にお客様にも教えやすいという利点も。
風俗ではたらく際に姫予約をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか? リアルなキャスト視点で解説していきます。
姫予約をするメリット3つ
- 本指名を獲得しやすい
- 移籍後・復帰後もお客様がいる
- 良客だけで固められる

本指名を獲得しやすい

姫予約をはじめると本指名を獲得しやすくなるというメリットがあります。風俗でたくさん稼ごうと思ったら、一番効果的なのは本指名の数を増やすことですよね。
お客様には「女の子と連絡をとりたい」という気持ちがあるため、キャストと連絡できることをうれしく感じます。お客様にとってはお店に連絡をするよりもVIP感があり、予約時にキャストから直接感謝されることで「また予約してあげたい」と思うのです。
- 姫予約をすることでお客様は特別感を感じやすい
- 「また予約してあげたい」と思わせることで本指名に繋がる
- お客様へ直接営業をして本指名してもらえることもある

移籍後・復帰後もお客様がいる

姫予約をしていると、移籍後・復帰後にもお客様がいるというメリットが生まれます。風俗で働いていると、お店を変えたいと思ったり業界を辞めたいと思うことは何度もありますよね。
しかし移籍や復帰をすると「お仕事を再開したときに、またゼロから集客するのか…」という考えもよぎるでしょう。そこで姫予約をしておけば、今のお店で掴んだお客様をキープしておくことができます。
新しいお店に移ったときやまた風俗で稼ぎたいと思い直したときに、連絡先を知っているお客様にお知らせすれば、ゼロから集客する必要がなくなるので労力が減ります。
- お店や業界を辞めても、自分のお客様をキープできる
- 移籍・復帰した際にお客様へお知らせしやすい
- 移籍後・復帰後にゼロから集客する労力がない

良客だけで固められる

姫予約をすると、会うお客様を良客だけで固められるというメリットもあります。良客とはキャストに対して優しい紳士的なお客様のこと。風俗で働いているといろんなお客様に出会いますが、乱暴な人やいじわるな人には会いたくないなと思いますよね。
そこで自分が良いと思ったお客様にだけ連絡先を教えておけば、出勤時の枠を良客だけで埋めることも可能に。嫌なお客様に会いにくくなるので、お仕事のストレスを減らすことができます。
- 出勤時の枠を良客だけで埋められる
- 嫌なお客様に会いにくくなる
- お仕事のストレスが減り働きやすくなる

逆に風俗で働く際に姫予約をするデメリットはないのか気になりますよね。こちらもリアルなキャスト視点で解説していきます。
姫予約をするデメリット3つ
- 仕事の時間が増える
- 痛客になる可能性がある
- 身バレに繋がるリスクがある

仕事の時間が増える

姫予約をはじめると、お仕事の時間が増えてしまうというデメリットがあります。今までは予約をすべてお店に任せていたのに対して、姫予約はキャストが主体で動かなければなりません。
姫予約をしていると、お休みの日でもお客様から連絡が来ることもあります。お客様に返信したりスケジュールを管理したりする手間が発生するので、今までより仕事の時間が増えてしまうことは避けられません。
お休みの日でもお客様から連絡が来ることもある。姫予約をはじめると、返信したりスケジュールを管理したりというお仕事が増えてしまう。

痛客になる可能性がある

姫予約をしていると、お客様が痛客になる可能性があるというデメリットも。痛客とは良客の逆で、キャストにとって迷惑なお客様のことです。
お店を介さずにキャストと連絡をとっていると、お客様が特別感をかんじるのは自然なことでしょう。しかしそれが行き過ぎると「もっと連絡をとりたい!」「彼氏になりたい!」という痛い考えを持ったお客様に成長してしまうことがあるのです。
予約に関係ないプライベートなことまで連絡をしてきたり、彼氏ヅラをして無償の店外デートに誘ってきたりと、ストレスの元凶になってしまう可能性もあります。
勘違いをしたお客様が痛客に豹変してしまうことがある。プライベートな連絡や店外デートの誘いなどでストレスを感じる場面があるかも。

身バレに繋がるリスクがある

姫予約のデメリットとして、身バレに繋がるリスクがあることもあげられます。風俗で働いているときに、身バレは絶対に避けたいですよね。
なぜ身バレに繋がるのかというと、交換した連絡先の表示名やアカウントIDに、プライベートな情報が含まれていることがあるからです。たとえば本名が「まりん」で源氏名が「なぎさ」の場合、LINEの表示名が「ma」だったらお客様は不思議に思いますよね。
まるっきり本名ではないにしても、お客様が詮索するキッカケや手がかりにはなり得ます。またタイムラインの投稿や、関連するアカウントとしてプライベートのアカウントが表示されてしまうという危険もあるでしょう。
連絡先にプライベートな情報が含まれている場合は危険。タイムラインの投稿や、関連するアカウント情報によって身バレする可能性もある。

もし姫予約をはじめるなら、できるだけデメリットを回避してお仕事にうまく取り入れていきたいですよね。そのためには事前に姫予約をはじめる際の注意点を知っておくと安心です。
姫予約をはじめるときの注意点3つ
- 返信は予約時だけと伝えておく
- 営業用のアカウントやアドレスを作る
- きちんとお客様を選ぶ

返信は予約時だけと伝えておく

姫予約をしてお客様と連絡先を交換するときは、必ず「返信するのは予約のときだけね」と伝えておきましょう。お客様のなかにはキャストと連絡先を交換できたことが嬉しくて、プライベートな内容まで連絡してくる人が一定数います。予約に繋がらない連絡は、キャストにとって時間とエネルギーを消耗するだけです。
しかし連絡先を交換するタイミングで「予約時だけ」と強調しておけば、お客様に釘を差しておくことができます。あとから伝えると「最初は返信してくれたのに冷たい!」「じゃあ予約しない!」などとゴネられる可能性があるので、最初に伝えるのがポイントです。
- お客様にはプライベートなことまで連絡してくる人が一定数いる
- 返信は予約時と伝えておけば不必要な連絡を予防できる
- あとから伝えると面倒なので、連絡先交換のタイミングで伝える

営業用のアカウントやアドレスを作る

姫予約をはじめる際は、営業用のアカウントやアドレスを作ることもポイントです。プライベート用のLINEやTwitterアカウント、メールアドレスときっちり切り分けることで、身バレを防止することができます。
営業用とプライベート用を分けなくても大丈夫と思っている人もいるでしょう。しかし返信先を間違えてしまったり、うっかり個人情報を掲載してしまったり、何が身バレに繋がるかはわかりません。
風俗で働いているキャストさんなら、身バレは最も避けたいこと。慎重になりすぎるくらいがちょうどいいのです。お客様と交換する連絡先は、多少面倒でもお仕事用として新たに作成するようにしましょう。
- うっかり返信先を間違ったり、個人情報を掲載したりすると身バレに繋がる
- 何が身バレに繋がるかはわからないので、連絡先交換は慎重に
- お仕事用の連絡先を作ることで、身バレリスクを減らせる

きちんとお客様を選ぶ

姫予約をするときの注意点として、連絡先を交換するお客様をきちんと選ぶこともあげられます。もし誰にでも連絡先を教えていたら、痛客予備軍のお客様によって負担が重くなる可能性があるからです。
実際にソープで働いていた筆者の体感として、姫予約を要望するお客様は、次の3種類の人間にわかれます。人によって「姫予約してほしい」と言う理由が違うのがポイントです。
姫予約を希望するお客様の心理
- キャストの絶対的ファン
→純粋にキャストを本指名したいと思っている良客 - とりあえず言ってみただけの人
→いろんなキャストと連絡先を交換して優越感を味わいたいだけ - 風俗で彼女探しをしている人
→キャストに迷惑な要望をしやすい痛客(最も危険)
もしお客様を選ばずに連絡先を交換していたら、うっかり②③の人にも引っかかってしまう場合があります。予約に繋がらないお客様の相手をするのは、ストレスでしかありませんよね。姫予約をするなら、お客様が本当に良客なのかどうかを見極めましょう。
- お客様によって「姫予約してほしい」と言う理由が違う
- お客様を選ばずに連絡先を交換すると、痛客予備軍に引っかかる可能性がある
- 姫予約をする前に、お客様が良客かどうかを見極める



以上、風俗のお仕事で姫予約をするメリット・デメリットを解説しました。姫予約はキャストが主体になって動かなければならないので、ネット予約・電話予約とはかなり勝手が違いますよね。
姫予約を上手く使うことができれば、出勤を本指名だけで埋めてしまうことも可能です。本指名を多く獲得できれば、大きな収入アップに繋がりますよね。

もし本記事を読んで「姫予約は難しそう」「自分には向いてないかも」と思ったなら、無理に姫予約をはじめる必要はありません。地道に接客スキルの向上・風俗で稼ぐコツを押さえていけば、姫予約なしでも本指名で出勤を埋められます。
実際に筆者は1日1万円しか稼げない暇嬢でしたが、「どうしたら風俗でより稼ぐことができるのか?」を働きながら常に考えていました。その結果、姫予約なしでも連日完売する予約困難嬢になり、今はキャスト時代の悩みを解決する方法を発信する立場になりました。
そんな本指名をなかなか獲得できなかった私が、実践して一番効果があったのは自分に合ったお店に移籍したことです。もし今のお店で指名に伸び悩んでいるなら、求人サイトで他店の情報をチェックしてみるのもおすすめですよ。